分析・思考

【考察】VTuberの魅力とは?メリット・デメリット・将来性を考える

VTuberの将来性を考える記事のアイキャッチ 分析・思考

昨今話題のVTuber。2016年に誕生し、2018年頃から人気に火が付きました。登場当初は、双方向にコミュニケーションが取れるアニメキャラ的な位置づけとされ、実世界のタレント・アイドルのファンになるより魅力があるという意見も多かったようですが、実際のところどうなのかというのを自分なりに考察してみました。

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VTuberとは

一応簡単な説明をします(知っている方は飛ばしてください)。

VTuberは「バーチャルYouTuber」の略称です。

元々は元祖VTuber「キズナアイ」を指す単語だったようですが、次第に現在の意味である「VTuber」全体を指す単語となりました。

ではVTuberの意味とは何なのか?

それは自身の素顔ではなく、キャラクターになりきって配信活動する活動者(またその職業)を指す単語だと私は思っています(明確な定義は現状ありません)。

キャラクターには人はもちろん、人のような猫・犬、エルフや鬼、単純にゴリラや犬などそれはもう様々です。

疑問に思う人
なんでもあり!と理解

一般的にキャラクター側をアバター(ガワ)、配信活動者を演者と呼ぶようです。

黎明期は、VTuberには演者(中の人)がいないという価値観が強かったようですが、現代では配信活動上の姿と割り切っている活動者も多くなってきたと感じます。
そこら辺の温度感は各VTuberやそのコミュニティの温度感や空気を察して合わせる必要があります

また演者のいないVTuber(つまりAIが会話する)も前例があります。
こちらの方が本当の意味で「バーチャルYouTuber」ではありますが、昨今ではVTuberという単語は演者がいる方を基本的に指します。

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Vtuberのメリット・デメリット(活動者視点)

ここでは現実世界のタレント(以下リアルタレントと記載)との比較をします。

メリット

  • 自身の容姿・年齢・性別に寄らず、理想の外観で活動ができる
  • 自身の体(アバター)を映し出しても、現実世界は映らないので気が楽(化粧・服・寝癖・部屋の状況などを気にしなくてよい)
  • プライバシー保護の面で優れる(親族、友達、会社の人にバレづらい)

仮に有名になっても私生活への影響が少ない(声でバレる可能性はある)メリットもありますし、身内(親族、友達、会社の人)にバレないというのは大きいですね。

皆に指摘される人
顔バレは恥ずかしい?

ちなみに
VTuber活動自体で素性がバレないのは間違いないですが、多くのVTuberが「VTuberになる前」にも生身で活動をしているため素性が分かっている方も多いです。

デメリット

  • 通常の活動者に比べて、活動開始に必要な機材・資金が多い
  • 基本的に素顔を写せないため、活動の幅が限定的になる場合が多い(できることが少ない)
  • 演者に関わる情報の多くが秘匿であるべきなことが多いため、情報の取扱いに気を使う必要がある。また周り(主に演者が対面した共演者など)にも秘匿にしてもらう必要がある

ゲーム配信や雑談配信に強いVTuberですが、他のジャンルにはめっぽう弱いです。
〇〇へ行ってみた系、何かしらの開封配信、食レポ、料理などリアルの配信者にとってはなんてことない(むしろ楽な)企画ですが、これらをこなすためにVTuberには多くの工夫(負担)が必要です。

とはいってもどこまでVTuberとして徹底するかによってその負担は大きく変化します。

またVTuber同士ならともかく、他配信者にも一方的にVTuberの約束事を守ってもらったり気を遣わせることもしばしばあるでしょう。
(その約束事もVTuberそれぞれで程度が異なるのでややこしいかと…)

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Vtuberのメリット・デメリット(ファン視点)

上と同様に、ここでは現実世界のタレント(以下リアルタレントと記載)、アニメのキャラクターとの比較をします。

メリット

  • アニメのキャラとは異なり、双方向のコミュニケーションが取れる
  • VTuberの個性は、外見・内面(≒設定)共に非常に幅広いので自分の好みにあったVTuberを選べる

やはり最大のメリットは、「キャラクターとコミュニケーションを取る体験ができること」でしょう。

VTuberに人気が出たのは、多くの方が思い描いたこの夢を実現できるようにした点だと思います。
その証拠に、動画配信が中心だった初期に比べて今は生配信(生放送)がVTuber活動の主戦場です。

配信する側も見る側も、双方に反応があると楽しいのは明白ですね。

デメリット

  • 急に引退する

デメリットに関しては、これといって思いつきませんでした。

どちらかというとVTuberを好きになれるか否かが全てで、好きになれる人は特にデメリットはないでしょう。

ただリアルタレントと比較すると、演者の本性・素性が読みづらいのでマイナスなイメージが見えづらい(察しづらい)ため、ファン目線では急に引退・解雇されるように感じるため、精神的ダメージは大きいかもしれません。

芸能人やリアル配信者は、言動や体形から体調不良が分かったりするので察せるとき、ありますよね…

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VTuberの将来性

VTuberの将来性はあると思います

VTuberそのものというよりかは、VTuberという手法により配信業界はさらなる盛り上がりを獲得し、もっと誰でも気軽に配信できる時代に進むと思っています。

やがてアバターも一人一つの時代になり、ネットを通じてコミュニケーションを取り合う時代の先がけがVTuberかと思います。

また、ニュースや天気予報などビジネスの場面でもっとアバターの活用が盛んになると私は予想もしています。

喜ぶ人
素顔でやる必要がない仕事はVTuberに?

また昨今は、芸能人のような大きな有名人になることよりも、インフルエンサーと呼ばれる小さな有名人になることを目指すことが主流と言えます。

大きな有名人はプライバシーなどの観点でもリスクが大きいです(もちろん成功すればその対価も大きいですが)。

その点、プライバシーを犠牲にできない人自宅で活動したいインフルエンサータイプのには、VTuberという活動スタイルは一つの答えだと思います。

そういった点でもVTuber(もしくはそこから派生した活動スタイル)の将来性はあると思います。

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さいごに

今回は「VTuber単体」について考察しましたが、次回は「VTuber事務所」について考察してみようと思います。

以下は他の考察記事リンクになります。

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