私は就職して10年になるエンジニアです。社会人になってからは学生の頃には見えていなかったことが良く見えるようになりました。「学生時代にこれをすべきだったな」、「過去の自分にはこうアドバイスするかな」というのを本記事でまとめようと思います。就職活動や進路で悩んだり考えたりする大学生、大学院生の参考になったらと思います。
はじめに
※先に言っておきますが、本記事は旅行すべき!恋愛すべき!という記事ではなく、就活とか進路に関する話です。
私がエンジニアゆえにエンジニア志望向け記事みたいな雰囲気が出ていますが、他の業界志望の学生にも参考になる内容に結果的になりましたので、読んでいただけると嬉しいです。
あとこれらを実施するタイミングは本格的な就活が始まる前にすることをおススメします。
具体的には大卒で就職するとしたら、3年生の前半までにすれば就活に得たものを反映させられるでしょう。
もちろん早めがおススメなだけで、学生のうちにできるのであれば就活が終わった後でも全然良いです。
実際のところ、就活が始まるまで就職とかそこまで考えないですよね、、、この記事を読んでいるだけでかなり先見のある学生だと思います。
学生のうちにすべきこと①:展示会に行き業界の勢力図を体感する
これがぶっちぎりで一番すべきことです。
過去の自分に言ってやりたい!
私の場合、学生の頃は展示会は身近に感じていなかったのですが、社会人になると急に身近になりました。
展示会には年間2~3回は行きますし、数年に一回ぐらいは出展側(つまり説明員)にもなります。
そんな展示会に学生が行くことをなぜ進めるのか?
ズバリ業界の勢力図がまるわかりだからです。
「うーん、、、、ネットで調べて、売り上げ規模や従業員数見れば分かるのでは?」
そんな意見も聞こえてきそうですが、ネットで調べるのと現物は大違いです。
展示会に行ったことがない方にはピンときづらいですが、展示会場では各企業ブースが区画分けされています(夏祭りの屋台のような感じ)。
最小の区画のサイズは決まっているのですが、大きいブースはその10倍くらいあります。
ここで実際のとある展示会の地図の一部を掲載します。
つまり展示会場をぐるっと歩けば視覚的に「どの企業がこの分野で力を入れているか?どの企業がこの分野でブイブイ言わせているか?」というのを体感できます。
当然展示会なので、どのような製品を作っているかもブースを見ればわかりますし、社員の雰囲気も分かるのもポイントです。
またこの地図は現地で無料配布されています。大事取っておけばいずれ来る就活のときの企業探しで大活躍です。
ネットで調べでは会社自体の規模は分かっても、特定の事業・分野でどれくらい力を入れているかは把握しずらいです。また記憶にもあまり残らないですよね。
こういった煩わしさを一発で払拭し、思い出に強く残る点が展示会に行くことのメリットです。
他にも業界のトレンドや最新の情報が多くて、就活で話す内容を補充もできそうです。
なので展示会に行ってみることをおススメします。
ですべきことですが、まずは展示会について検索してみてください。
関東ですと、東京ビッグサイト、幕張メッセ、パシフィコ横浜などで展示会が開かれていますので、会場名で検索して公式サイトを確認してみてください。
地方の方は「県名+展示会」で検索してみてください。もしそれで思うような展示会がなければ最寄りのより大きい地方都市の名前を入れて検索してみてください。
友達と展示会見に行く旅行も個人的には大アリだと思いますよ。本当にいい経験になると思います。
ちなみにここで言う企業の展示会名で多いのは「〇〇展」、「〇〇フェア」、「〇〇 JAPAN」といった感じです。参考までに。
学生のうちにすべきこと②:興味のある業界の資格について調べる
まず知ってもらいたいのは社会人になってからは、学歴はほぼ気にされないこと。
学歴が一番機能するのは間違いなく最初の就職活動。それ以降はほぼ出番なし、ということです。
では何を基準に技術職の能力は評価されるのか?
それは実務経験(実績)と資格です。
実務経験に関しては学生のうちに手にするのは基本不可能なので一旦置いておいて資格の話をします。
で、就職した後あなたが資格を欲するタイミングはほぼ間違いなく来ます。
(レベルが高い仕事をしてる・また目指す場合であればいるほどその確率は高いです)
そして学生に早く知ってほしいのは、「仕事をしながら勉強をする」ことは想像以上にハードということ。
学生のうちに色々取得しろ!というわけではないですが、仕事に関する資格を少しでも早く意識しすべき、というのが私からの提言です。
で私の経験からおススメされる行動は以下の通り。
- 「自分が希望する仕事名/業界名+資格」でネット検索
- 検索で出てきた資格の関係や種類を把握する(難易度の関係性、それぞれの違いなど)
- 気になる資格名(複数)を覚えて本屋の資格コーナーへ行き、参考書の厚さ・バリエーションを確認。参考書の内容を確認(特に目次)。
- 自分の知識領域との距離感などを把握する(受けている大学の講義と内容が合致しているか?など)
このように資格の勉強をするのではなく、まず調べることをおススメします。
上の展示会の話もそうですが、やはり現物(本屋の本棚)を見てボリューム感(厚さ、冊数など)を体感することが大切です。
そこから自分にとって必要そうになる勉強の壁(=ある意味の敵)の種類や大きさを把握してください。
いつか役に立ちます。
また自分が学校で学んでいることと近い資格があり、少しでも取得しようかな?と思うのであればぜひ取ってみてください。一番簡単なやつでも良いです。
なにせ大学の講義はコスパで最高ですので!
社会人になってから同じ時間勉強しようと思うと、お金もそうですが時間の確保が大変です。。。
ぜひ資格について意識してみてください。
学生のうちにすべきこと③:勉強はちゃんとする
うーん、ありきたりなことを言ってしまったが、これもまさにそうなんです。
社会人になってから勉強することの無駄さたるや、、、
いや社会人になってから新しいことを学ぶことは素晴らしいですよ。
ただ大学で習った内容をあまり覚えていなくて、それを再度身に着ける勉強は本当に時間の無駄。
もちろんすべてのことを覚えてる人なんていないですが、やはり軽く復習して思い出せる人とまたほぼゼロからやり直すでは負担が大違いです。
なにより精神的にも結構つらいです。
「あの時ちゃんとやっておけば。。。」
「なんで今更こんなに勉強しなくちゃいけないの。。。」
時間は有限です。
人生ではなるべく楽しくない事の繰り返しは避けたいですよね。
さいごに
大学時代を充実させるのは結構難しいです。
何故なら自由故についつい楽な方を選択してしまうからでしょう。
人生の先を意識してすべきことが増えれば知らずと意識が改善すると思います。
早めに社会に触れてみることをおススメします。
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