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【フリッカー】LED照明の隠れた重要チェック項目【シーリングライト】

LEDのフリッカーを避ける方法冒頭画像 ライフ

シーリングライトを明るさ(対応畳数)、消費電力、デザインだけで選んでいませんか?
実はそれに加えてもう一つ重要な項目「フリッカー」があります。
あまり知られていないかつ製品スペックに書かれていない項目なので手を抜きがちなメーカも多いです。

今回は選定項目「フリッカー」について説明と簡単な確認方法を紹介いたします。

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フリッカーとは

光源の細かいちらつき(点滅)のことを指します。
よく話題に上がる光源としては、照明・モニターなどがあげられます。

フリッカーの生じている照明・モニタを使用し続けると、疲労・めまい・吐き気を引き起こすといわれています。

ここで厄介なのはフリッカーは人が認識できないことがほとんどかつ製品スペックに記載されていない要素である点です。

フリッカーの存在を知らないと、疲労や体調不良を感じるまでフリッカー被害を避けられないのです。

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フリッカー(ちらつき)の確認方法

フリッカーは先述の通り、人の目で認識できないちらつきなので、道具を使用します。
それはスマホのカメラです。

スマホのカメラをLED照明に向けて、画面に縞模様が現れたらその照明は人に悪影響を与えるフリッカーを発生させている可能性が高いです。

縞模様が現れない照明は点滅していない、またはカメラで追えないくらいの速さで点滅しているということになります。

フリッカー問題を抱える照明は
「人間にはバレないが、カメラにはバレる遅さで点滅している照明」
ということです。

点滅していない光(LEDでない電球や太陽の光)は健康に影響はないのはもちろんですが、LEDも点滅周期が短ければ人への影響も少なく、問題視されることはありません。

多くのシーリングライトは原理(次章にて解説)上点滅していますが、その早さによって人体への影響度が変化するということです。

家電量販店のシーリングライト売り場で行う場合は、周辺製品の照明を消して行った方が分かりやすいです。
たくさん照明があるとどの製品からフリッカーが発生しているかが分かりにくいので。

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発生要因とカメラに映る理由

LED照明の点滅は、電源回路が関係しています。
電源回路はPWM制御という手法でLEDに流す電流を制御しています。

PWM制御とは、電流を流す(ON)/流さない(OFF)を高速で切り替える手法で、ON/OFFの時間比率を調整することで、電流量を制御しています。
このPWM制御によりLEDが高速で点滅していることがフリッカーの発生の根本的な要因です。

LED照明のPWM制御説明画像

そして、LEDの点滅を捉えられるスマホには画面に縞模様としてフリッカーが現れます。

PWM制御とスマホのカメラの周期的な関係性を図で示すと以下のようになります。
点滅周期が短いとカメラが画像情報を集めている間に一瞬でも点灯しますが、周期が長いとカメラが画像収集している間に全く点灯しないタイミング(破線部)が発生してしまいます。
このタイミングで取得された画像は暗くなってしまうのです。

ちなみにスマホのカメラはローリングシャッターという仕組みを使用しているのですが、説明が難しいので省略させていただきます。

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さいごに

人が長時間滞在しない部屋(物置部屋や脱衣所など)はフリッカーを気にしなくてもいいかもしれませんが、リビングダイニング子供部屋などで使用するシーリングを選ぶ際にはフリッカーの存在を意識して見てください。

購入前にスマホ越しで製品を覗いてみることをおすすめします。

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